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渓斎英泉
前回読み終えた「北斎まんだら」の登場人物の渓斎英泉をもっと知りたくて皆川博子の「みだら英泉」を読んだ。
「北斎まんだら」では英泉はひょうきんものとして描かれていたが、「みだら英泉」では気難しい廃頽的な男として登場させている。
最初の頃は淫乱斎英泉と名乗って名の通り、主にワ印を描いていた。
元々は武士でワ印を描いたことが主家にばれて、武士を捨て町人となった。
北斎や歌麿、広重ほど有名では無いが、業界にはれっきとした足跡を残している。
有名なところでは広重の東海道五十三次に続いて出された木曽街道六十九次は広重と英泉の競作になっている。
英泉の描く美人画は歌麿などと違って6頭身で胴長、猫背気味、下唇が厚く、下顎が出たような、屈折した情念の籠った女性像が特徴である。
ゴッホは浮世絵に興味を抱いて多く模写していたが、英泉の傑作「雲龍打掛の花魁」を模写している。
auther : 夏目魯人 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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