ぶろぐろじん

実家は人手に渡り、車も廃棄したので、今後里帰りは無理かと思っていた。
娘婿が里帰りを手伝ってくれることになり、久し振りに生まれ故郷に行ってきた。
妹の嫁ぎ先が生家の近くにあるので、そちらを先に訪問して、それから先祖の供養墓が有るお寺にお参りして来た。
この日は湯郷温泉のホテルに泊まった。
今後はもう墓参りも無理かもしれない、それだけ歳を重ねて来たと言うことか.....

まさに春爛漫。
今年は花見に行かず終いで、桜は殆ど散ってしまった、しかし我が家のほたん桜は今が満開、路を通りかかる人が毎日見上げて通っている。
今までしょぼい花しか咲かなかったライラックが今年は見事なまでに咲誇っている。
季節の中で今が一番すごしやすい、ただ蚊はまだ発生していないが、ブヨはたくさん飛び回っている、これで蚊が飛び回るといたたまれない。
夏が来てまた寝られない夜が続くとなると、思うだけでうっとうしくなる。

通院している病院の帰り、ふと千吉稲荷神社がこの近くと思い出し、行って見ることにした。
案内版の表示通りに行くと人家の離れに、田舎の田んぼ道の風景が現れた、溝に沿った細いあぜ道の両脇が田んぼで、道は神社の方向に真っすぐ伸びていた。
入口に「手塚治虫昆虫採集の森」と言う立札が有り、急な坂道を上がった先に小さな祠が建っていた。
神社のすぐ上は住宅地になっていて歩いている人影が見える、神社の一帯だけが田舎の森の風景で異様な感じ。