2016.02.06 Saturday

有名な民話「屁こき嫁っこ」の津山弁バージョンです。

むかし、あるところに娘がいたんじゃあが、よう、ひょうこくんで、どうにも縁が遠かった。
ところが仲人が、或るところの家へ「この娘は、よう、ひょうこくけど働きもんじゃあ」いうたら、縁談が整うて、嫁にいきんさった。
嫁は最初の内はべつに、ひょう、こかんじゃったけど、一日、二日、十日とたつうちに顔が蒼うなってきたんじゃあ。
そこで姑が「お前、家に来てから顔色が悪いがどうしたんなら」と聞いたら、「恥ずかしい話ですけど、わたしゃ、よう、ひょう、こきますんで、こちらにかたずいて来ます時に、母親が嫁に行ったら、ひょう、こいちゃいけんぞと言われ、我慢して顔色が悪うなっとります」
姑は「屁ぐらいのものを、なにゅー、心配することがあるんなら、そんなもなあ遠慮せんと出せ」というたら、そんなら失礼してと、今まで貯めとったもんじゃけん、こりょう、一辺に出したもんじゃけん、姑は天井まで吹き飛ばされてしもた、これじゃ、なんぼなんでもかなわんと、とうとう離縁になってしもうた。


津山弁は語尾が「い行とえ行」が独特な活用をします。
え行の場合 屁をこく  ひょーこく
い行の場合 恋をする  こゅーする

ちなみに他の語尾の場合はそのまま伸ばして
草を刈る くさー刈る
顔を洗う かおー洗う

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